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旅テク・旅ばな・旅心

旅のエッセイストとして、日本国内や世界各国への旅をもっと楽しく便利にするアイデア・情報・経験談などをご提供します。いっしょに充実させていきましょう!

オラン・アスリ (Orang Asli)との遭遇

2015年6月にマレーシアのキャメロンハイランドへ行ったときのこと。

首都クアラルンプールから乗った長距離バスは、整備された高速道路をスーイスイ。やがて一般道に下りたと思ったら、まもなく山道に。

まさに九十九折という感じの坂道を、右手に谷をみながら上ってゆくバス。

そのうち、不思議な光景が。

谷川の狭い空き地に、掘っ立て小屋のようなものが見える。それも、次次と。

簡単な木組みの屋根にニッパヤシやビニールシートをかけただけの、差し掛け小屋。たまに人影が見えるぐらいで、ほとんどは廃墟のよう。

小屋の前には板の台がしつらえられていて、なにやらドリンクらしきボトルが数本並べてあったり、ざるやかごがつるしてあったりする。

……どうも売店らしい。

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けれど、それらの「店」の人たちの表情や居住まいからは、特に「買ってくれ」という気配は感じられない。むしろ、バスの窓から彼らを(たぶん不思議な目つきで)ながめている私たちを、見物しているといった風情。

 

そうかもしれない…。

私たち旅人は、見物客であると同時に、見物される人たちでもあるのかも。

旅の恥は掻き捨てなんていうけど、そういうのはやめたいですね。

 

ちなみに、彼らはオラン・アスリといって、マレー半島先住民族

太古の昔からの生活スタイルを色濃く保持し続けていて、火をおこす技とか、吹き矢の術とか、すぐれた民族らしい。

 

*NHKの名カメラマン、菅井さん、ぜひ彼らをフィーチャーした番組をご検討くださればと思います。(大アマゾン、すごいですね。)